仏像と厨子の再生修復『化粧直し』施工にて

2025/07/05

 仏像と厨子がここまで再生されました。厨子は虫食いがひどく、職人に新しく作った方が良い、とまで言われたのですが、厨子を作ったのが江戸時代の大工の棟梁だったご先祖様、との事で現状修復を選択しました。多くの虫食い穴は黒檀の削りおが粉を使用しました。左手は欠損していたので再生。金箔は再塗箔等、できる限り現状を生かした再生です。お客様は大変驚き、価格にもお喜び頂けました。お客様のご満足のお顔を拝見するのが、この仕事の究極の満足です。感謝申し上げます。

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